自己破産について
今の時代は現金を持たなくても電子マネーやクレジットカードの利用により様々なサービスや商品を購入することが可能です。
クレジットカードなどのカード決済はとても便利なもので使い方を誤らなければ有効なツールとなります。
しかし購入状況や資産状況に無頓着になっていると金額が大きくなり支払いが不可能になってしまう可能性があります。
また借金が増えてしまったことによりローンを組んで購入していた自宅も手放さなくてはならず、最終的に自己破産を選択する方もおられます。
自己破産について基本的な内容を少し紹介させていただきます。
自己破産は債務が膨らみ日常の生活を送ることが不可能になった方が裁判所に破産申し立てをし免責許可を受けることで借金を全て免除することができる手法です。
自己破産が認められた場合は現状持っている資産は債権者に配当されることになり財産も失いますが借金もゼロになるため通常の生活を取り戻すことができます。
ただし支払い不能であるかどうかを判断するのは裁判官ですべての申請者が自己破産できるわけではありません。
自己破産の手続き中でも任意売却はできるのか？
自己破産をすることで自身が持っている債務の支払いは免除されるので支払いに追われることはなくなります。
その反面基本的に資産はほぼ失うことになり信用情報機関にブラックリストとして掲載され10年前後ローンを組むことが不可能になります。
もちろん住宅を持っている方の場合その自宅は売却され債権者に分配されることになりますが自己破産手続き中に任意売却で自宅を売却することはできるのでしょうか。
結論から言うと任意売却をすることは可能です。
また競売により自宅を売却されるよりもメリットがあり自己破産手続き中であれば尚更任意売却をする必要性は高くなります。
というのも任意売却であれば売却時の売上から所有者が引越しする費用を出すことが認められているからです。
競売ではこのようなことは認められておらず売却後に自ら引越し費用を捻出しなければなりません。
自己破産後の生活再建をスムーズに行うためにも任意売却を検討しましょう。
