任意売却について理解しておきたいこと
一戸建てや分譲マンションなどを賃貸ではなく購入してマイホームを手に入れるのは大変な喜びを感じると思います。
一方で購入の際には長期の住宅ローン契約を結ぶ方が大半で何十年もローンを払い続けることに大きな不安を感じる方も多いでしょう。
不安が現実になり住宅ローンの返済が滞ってしまうと自宅は債権者(銀行等金融機関)により競売される危険性が高まります。
ローンの残債が残っている状況では債権者側に自宅は担保として抵当権が設定されているので自ら自宅を売却することもできません。
住宅ローンを完済すれば売ることが可能になりますがローンの支払いに困っている状況で完済することは不可能と考えます。
このような状況時に競売を回避できる方法のひとつに任意売却があります。
任意売却とは任意売却を専門とする不動産会社が仲介し債権者と交渉して住宅ローンが残っている住宅を売却する方法です。
不動産会社が仲介することで通常の相場に近い金額で自宅を売却することができるのが一番のメリットです。
任意売却の相談が無料でできる理由
任意売却を検討する場合資格を持っていない一般の住宅所有者では手続きを行うことは困難です。
先述したように任意売却を専門とする不動産会社に委託して進めていくことになります。
任意売却専門の不動産会社の紹介などを見ると相談料が無料と掲載されている会社がほとんどです。
ではなぜ相談が無料でできるのでしょうか?
もちろん任意売却でも通常の不動産売却と同様に仲介手数料が定められており売買時には売買額の3%+6万円(消費税別)が手数料として発生します。
担当する不動産会社は任意売約契約時に債権者との交渉によりこの仲介手数料を売却額の中から払うように認められています。
もちろん売買が成立しなければ手数料はもらえませんが売買契約が成立すると受け取ることができるので相談料が無料になっているわけです。