住宅ローンが払えなくなったらどうなる
リーマンショック時には日本全体が不況になり銀行も融資を渋ることが多くなり当時は自宅を購入するために住宅ローンを組むのも一苦労でした。
現在はバブルほどの好景気ではないにせよ、景気は上向き様々な住宅ローンのプランを提供する金融機関が多くなってきました。
近年は35年という長期ローンを組む人が多くなっていますが、毎月の払いが少し楽になっているようでも期間の長さから景気の変動の影響を受けやすいデメリットがあります。
その変動に対応できないと住宅ローンの支払いが遅れ・滞納を繰り返し最後にはローンが払えなくなり金融機関から督促などが頻繁に届くようになります。
このような状況に陥ると自宅を担保にする権利(抵当権)を持つ金融機関は裁判所に申し立て自宅を売却するために競売にかけることになります。
また状況によっては自宅にある資産を全て差し押さえられてしまう可能性もあります。
住宅ローンの支払いが現実的に厳しくなった際は不動産取引の専門家・法律の専門家に相談して早めに解決策を対応することが重要です。
任意売却と競売はどう違う
住宅ローン支払いが困難になり滞納が続くと競売にかけられるという話はよく耳にすると思います。
が、この方法とは別に一般の中古住宅のように市場で自宅を売却できる方法がひとつあります。
任意売却がその方法で任意売却には競売と違う様々なメリットがあります。
競売では一般的に通常の相場価格よりも30%くらい安い金額で落札されてしまうことが多いのがデメリットです。
一方の任意売却は市場の相場に近い価格で売却が可能でこの違いは大きなメリットになります。
また競売では新聞・インターネット等に競売情報が公開されるためプライバシーの面でのデメリットが考えられます。
任意売却では通常の中古住宅の販売と同じように扱われるのでプライバシーの心配はほぼありません。
また引越しの費用を売却益の中から捻出できるところもメリットになります。