任意売却を行う大きな利点について
昔は銀行といえば預金をするところで高額の預貯金をしていれば金利が副収入になるとも考えられていました。
が、現在の銀行の普通預金金利はわずかで預貯金をすることにメリットはほとんどありません。
その代わりといっては何ですが様々なローン商品を提案する銀行が多くなり銀行でお金を借りて自家用車や自宅を購入する人は多くなっています。
自家用車よりも大きな金額を借り入れする住宅ローンは大きな買い物ですが期間が長いため途中で払えなくなる人も当然増えています。
住宅ローンが払えなくなると銀行は競売等で売却する手続きを進めていきますが任意売却の方法で自宅を売る方も多くなっています。
競売と任意売却何が違うといえばそれは売却金額の違いにあります。
競売では入札により売却するため希望価格よりも低い金額で落札されても売却を断ることはできません。
一方の任意売却でははじめに価格設定をしてその金額で売却するため売却額は基本的に高めになるのが大きな利点です。
任意売却は住宅ローン支払いの延滞がなくても可能か
任意売却では競売よりも高く売れる可能性が高くなると書きましたが基本的に任意売却の手続きをするのは滞納が3ヶ月以上続いてからと一般的には考えられています。
任意売却を所有者側から考えた場合、滞納になる前に支払いが厳しいと感じたらそのタイミングで売却したほうが得なように感じます。
実際に延滞がなくても不可能ではありませんし、そのようにすれば延滞金なども払わなくてすむので確かにお得ですが債権者側にとってはあまりよいものではありません。
それはなぜかというと銀行にとっては保障会社との取引に問題が生じるからです。
所有者が任意売却の手続きをするということは保証会社に弁済の義務が発生することになりこのような顧客が増えると銀行およびその支店の信頼度が下がります。
つまり延滞があっても返済の目処が立つようにしてもらうことが銀行にとってはプラスになるのです。