住宅ローンの悩み
今の若い人はほとんど知らないと思いますが1980年ころに日本では国中が好景気に沸いたバブルの時代がありました。
高収入が簡単に得られる会社への就職が選び放題で、月収が100万円を超えるような人がたくさんいて、歓楽街で派手にお金を使う人も続出していましt。
特に不動産関連の企業に勤める人は羽振りがよくて湯水のようにお金を使って遊んでいる人が多かった記憶があります。
そのバブル景気は本当に泡のようにある日突然崩壊し、あっという間に借金に負われて会社が倒産し路頭に迷う人があふれました。
このように景気というのは常に変動し、マイホームを住宅ローンを契約して購入した人でもある日突然収入が激減し支払いが困難になることもあります。
住宅ローンに悩んだときに払えない状況が続いたままだと、債権者からの督促が続き最終的に土地と建物を差し押さえられて強制的に立ち退きを求められることになりかねません。
そうなる前に専門の不動産業者に相談して任意売却を行って債務を整理することも必要になります。
いつこのような状況に陥るかわかりませんので、知識としてもっておいていただければと思います。
住宅ローンが定年までに終わらない時は
近年の住宅ローンは昔に比べてローンの期間が長いタイプが多い傾向があります。
最大35年の住宅ローンがありますが多くの人が35年のローンを選択しているように思います。
ローンの期間が長くなれば毎月の支払い金額が抑えられてよいように見えますが、ローンの終了時の年齢を契約前に考えておかないと大変なことになります。
例えば35歳で住宅ローン契約をして35年のローンを組んだとします。
払い終わるのは70歳のときでサラリーマンであれば多くの会社が定年を迎えています。
年金をもらっていたとしても年金を支払いに当てると生活費はほとんど残らず、その年齢で家を手放すことになるのはかなりの苦痛と思われます。
途中の状況にもよりますが収入が安定しゆとりがあるときにローンを組み替えて早く支払いが終わるように考えることが重要です。